225先物 エリオット波動分析No.431(07/18-12:00)

 さてココから先、運命の分かれ道。6月21日の急落では一度、「(4)波進行中」へと一時、カウントを変更しました。もっとも翌日には28,820円とのオーバーラップを示現、すぐにカウントを元に戻した経緯があります。

 再びの急落時、7月9日はこの急落の存在により「.a波=.c波」で求められる27,400円が念頭にあったため、この水準までの下落に驚きがなかった事に加えて注目日であった事、更に6月25日29,120円以来の下落波形がChoppyであった事から当日、ダイアゴナルトライアングルの可能性に気が付けた事で「27,680円を力強くブレイクアップに成功すれば、急伸の可能性」に言及できました。

 さて、これらを経て今回の三度目の急落について、これまでのカウントが正しければ3波ⅱ波であり、それは3波ⅲ波による急騰局面直前のタイミングである事になります。現時点の「選択」はそれでヨシと個人的にはそう考えます・・・が、思い込みはしない事が肝要。本当に「3rd of 3rd」が来るなら、大概のトコロで買っても儲かりますから、難しい転換ポイントで思い込みと期待たけの欲ボケにまみれる必要は乏しいかと(笑)。

Outlook・・・3波ⅱ波最終局面と考える。
注目日・・・7月27日8月5日10日12日

 エリオット波動のチャートリーディングは常に、「現行カウント」を疑い得る疑問点が付きまとうモノです。100%完璧にカウントを追う事は不可能であり、常にその時々の「状況証拠」に基づき、カウントを進めていくのが現実的かつ実用的なエリオット波動と、私個人はそう考えています。その様はあまりに教科書に書かれている事と話が違うため、魔法の杖を求める人々には「使えない」とされてしまいますが、とどのつまりは、「相場の先は本当にわからない」という事さえ腹に落ちれば・・・大きな損はしなくなり、そしてそれが一番、大事な事ですね。

 もっとも、それに気が付いてしまうと・・・自然と自分の考え(現行カウント)に対して、常に疑いの念を持たざるを得なくなり、それが結果として「面倒臭い(ストレス)」という表現に繋がりますが(笑)、alt.count(間違ってるのだとしたら)を考えるようになります。
 
 さて、今回のalt.1、alt.2はそれぞれ、細かい事を横に置けば「7月13日28,840円以来の下落が、5波動構成を描く可能性」を示しており、月曜日以降の「注目ポイント」として念頭に置く必要があります。

 さて上記の事柄を知り置いた上で・・・金曜日の夕場、夜中に付けた安値27,700円は仮想ⅰ波の78.6%押し水準、テクニカル的には許容範囲と指摘でき、まずはロスを決めて買ってみるところと、私個人はそう考えます。

 7月13日28,840円以来は3波ⅱ波と考えられ、それはa波c波による3波動構成の下落である事が大前提という事になります。これを換言すれば・・・これまでのカウントが正しいならば、目先の調整完了後は仮想a波ボトムと見受けられる28,440円、そして28,470円とのオーバーラップ(波の重なり)を、速やかに示現すべき事を示唆していると言えます。つまりはそうなる事を期待し得る局面であり、それがそうでないならば、変わり身は速やかにという事。

 さて価格的には、現水準は既述の仮想ⅰ波の78.6%押し。この下、27,650円は仮想ⅳ波が描いたトライアングルの最大振幅をその終点(28,010)から差し引いた水準。27,640円~630円は、仮想a波×2.618=仮想c波の水準であり、強く働き得るサポート。

 なおこの下では、仮想a波×2.786=仮想c波の水準にて27,570円~560円、そして仮想2波が引き返した仮想1波に対する下落率、89.1%と同様の下落を示現するなら27,540円~530円が導かれますが・・・これらの水準まで差し込むともはや、現在が「3波ⅱ波」であるとする現行カウントは赤信号と受け取ります、留意を。

 さて月曜日、なかなかスリリングな一日になりそうですが・・・惜しむらくは15日、28,350円~330円(仮想ⅰ波の38.2%押し)で反騰となっていれば、どんなに楽だったか。まぁ、そうは行かないからこそ、相場というモノですか(笑)。

(長浜-株式寅さん)

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