NY-Dow エリオット波動分析No.90(10/07-15:06)

 トランプ大統領の魅力って、もしかすると我々ニッポン人には理解できないものなのかも知れませんね。振り返れば、4年前もそうでした。公正を前提とするマスコミの報道は、それでもクリントン女史に傾いていたものです。当時は女性問題を取り上げられ、少なくとも我が国の報道では「こんな人間が大統領になったら、世界は大変な事になる」という風潮が蔓延してたように記憶しています。

 確かにナーバスな問題ですし、そこを論点にされれば「クリントン女史の勝ち」という印象操作は容易だったかと。しかし蓋を開ければ・・・ご存知のようにアメリカの国民が選んだのはトランプ氏。じゃぁ、あのネガティブキャンペーンは一体、何だったの?という気持ちになったものです。

 今回もコロナ感染からの早期復帰について、決して歓迎ムードといった報道ではないようです、少なくとも我が国の報道では・・・。でも、事実はどうなんでしょうね?遠い海の向こうのお話ですから、正直、与太話の類ですが(笑)。

 我が国で今、偉い人々が強いリーダーシップを具現化して、あえて「コロナを恐れるな!」とでも口にしようものなら・・・袋叩き間違いナシですか。「ニッポンファースト」などと口にしても、「いかがなものか」という意見に駆逐されますか・・・。
 物事は一方の視点から見たものと、反対の視点から見たものが違うのは当たり前・・・時に「今、どちらを選ぶのが合理的なのか?」という判断基準もあって良いかと、個人的にはそう考えますが。相対的な基準よりも、如何にも絶対的と思わす基準に価値を置くこの国では、それはなかなか難しい?トランプはん、嫌われちゃいますねー(笑)。

 さてNY-Dowについて、9月2日29,199ドル以来の調整は⑤波(5)波、その4波によるものと考えます。9月24日26,537ドルは、仮想3波の23.6%押しを満たしており、この意味で「4波は、最低限の行程を走り終えた」とできます。

 現在は5波がスタートしているのか、あるいは今後、4波がトライアングルを描くのかを占う局面と考えます。
 
 目先の展開では27,753ドルが重要なサポート、割り込む事で調整機運、このケースでは27,231ドル、あるいは26,965ドル~26,925ドルを試すと考えます。

 反面でこのままの上昇が継続、28,570ドル~28,629ドルを超えるならばそれは5波スタート、あるいはalt.1を暗示する色濃いサインと考えます。

(長浜-株式寅さん)

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