さて年末相場や、如何に?
現行カウントは「25,000円割れも驚きません」ではありますが、先日の「最初の戻り(5波動構成)」は想定以上と言えます。これは現行カウントを即否定はしないものの、その信頼性に疑問が投げかけられているのは事実として知り置く必要。今後、下げが示現するなら、一旦は買ってみるとするのが合理的ですか(笑)。
Outlook・・・4波中.b波進行中と考えるものの、これには疑問が投げかけられている。
注目日・・・10月19日、21日、27日、11月5日
エリオット波動には「レッサー・ディグリー」と呼ばれるものがあり、これは「前波の4つ目の波が動いた水準」を指し、多くの場合、その先々のカウンター(戻りや押し)では、有力なレジスタンス(サポート)として働くというもの。いわゆるエリオット本によれば、多くの「調整」はこのレッサー・ディグリーを少し超える水準(割り込む水準)を限界とするとあります。
例えば・・・このチャートで言えば、前波=30,230円~26,980円の仮想3波。その「4つ目の波」ですから、ⅳ波が動いた水準=27,450円~28,290円。その上限を「少し超える水準」と言われれば・・・もはや、それを「最初(5波動)の戻り」で超えているという事になります。
それでも今後、予見する再上昇が限られ再下落となれば、「ほぅらね!」ではあるのでしょうが、既に「窮屈感」を否めないカウントと考えます。
★ちなみに・・・9月14日30,230円からの調整進行時、当初は(5)波中4波とカウント。この時のレッサーディグリーの下限は29,590円、つまりは・・・9月24日安値29,390円は「調整完了」として然るべき安値ではありました。結果的にはそこで終わる事はなく、29,040円も割り、前波の61.8%押しである28,660円割れからは・・・「我慢が敵」となる下落でした。
★さて今回、安値26,980円以来、衝撃波にてレッサーディグリー上限を超えている事。そして今後、仮にこの上昇の61.8%押しがあったとして、その価格(27,660円)に最初の上昇幅と同値幅を加えると、仮想3波の61.8%戻し(28,990円)を超え、仮想1波のボトムをもターゲットとする事。これらは、現行カウントに疑問を投げかけている要素と考えます。
仮に「だとすると・・・」とした場合、代替カウントは複雑系。alt.count.2、alt.count.3はそれぞれ、8月20日26,850円以来の(5)波ダイアゴナルトライアングル。a波~e波により構築される上昇は現在、そのb波が大きなトライアングルを描こうとしているのか(alt.2)。
あるいは、b波は26,980円にて完了しており、現在はc波中.a波を構築中か(alt.3)。
さて・・・結果が何れにしてもこれらの共通点は、今後に予見する下落が示現するならば再上昇が期待し得る事。27,670円~660円、あるいは27,410円~360円では一度、ロスを決めた上で買ってみるのが合理的と考えます。
(長浜-株式寅さん)