エリオット波動で言うところの、「4つ目の波」ほど厄介なモノはありません。そもそも論ですが、4つ目の波と勘定するステージで「そうでなかった時」に必要以上の我慢をしていると、思ってもみなかった大きな損失を被る事もあります。
他方、「4つ目の波」は多くの場合、その株価経路を自由形とする事から、一時的に評価益となってもすぐに損失へと転落したり・・・投げた直後に上がってくるなど人の心を弄ぶ人たらしの波、特にその直前の波である「3つ目の波」で取り損なった感を強くするプレイヤーに、その参加を誘い、より痛めつける波とも換言出来ます。
じゃぁ～と、大人しく様子見を決め込むにはボチボチ、値幅も出たりしますから、実はそれが一番難しかったりもします。決めたポイントだけ、ロスを小さく限れるポイントだけ、それが外れたらしゃーないとしてすぐに退散できる場所、そんなトコロ以外はやらない！と出来れば一千両かも知れませんね(笑)。
Outlook・・・ⅰ波中ⅳ波入りを考慮。
注目日・・・7月15日、16日、27日
ザラ場高値28,580円は、如何にも相場様らしい意地悪な水準。チャチャっとコースの新規売りも出来なければ、買った玉の利食いも難しい水準。さてそれでもココまでの小勢波カウントに従えば、現在はⅰ波中ⅳ波に入った可能性を念頭。
仮想ⅲ波の23.6％押しとして28,330円～320円が挙げられ、現時点の安値28,380円は未だこれを満足させていない事は、目先のリバウンドを限り再下落か、あるいはこのまま28,540円を超えるならばシナリオ.2(ⅳ波エクスパンディッドフラット)を暗示、ココは見極め優先が合理的と考えます。
★目先の展開では28,500円～510円、530円～540円がそれぞれ強くかつ重要なレジスタンス。この上限に頭を抑えられる限りにおいて、再下落が28,380円ブレイクを試すと考えます。
★その反面でこのまま28,540円をブレイクアップするならば、その先々に28,650円～660円を試すと考えます。なおこの価格は反落の可能性を同居する半面で、ブレイクアップではどこかからかのエクステンション(波の延長)を暗示、28,700円～28,750円を試す可能性に留意を。
★ワタクシ個人的には・・・ココは日和見、28,320円ロスにて330円買えたら買うよに一票入れて・・・押し入れのゲームソフト、未開封のヤツ、探してみます。「マリオカート64」が1億円って・・・株もたいがい「言い値」なわけですが、このゲームソフト・・・なんすか。そんなにPERやPBRが低く、高ROEで高配当とか？(笑)。
(長浜-株式寅さん)