225先物 エリオット波動分析No.136(11/09-16:33)

 アメリカの大統領選は4年前も「クリティカルポイント」となりましたが・・・今回もなかなかのポイントとなるかも知れませんね。

Outlook・・・Ⓑ波最終局面と考える。
注目日・・・11月9日17日20日

 2018年10月高値24,480円に迫っているわけですから、目先の展開について、いたずらに「弱気論」に傾くわけにもいかないトコロかと。ただし大局観としては、alt.countを考慮しても「このままバブルへGo!」に対しては、懐疑的と言えそうではありますか(笑)。

 現行カウントについて、2018年10月24,480円以来はサイクルⅡ波がフラット系の調整を描いていると考えます。この考えに従えば、10月30日22,880円以来はⒷ波最終波動と考えられ、急落局面の訪れは年内~来年初にかけてもはや「時間の問題」と換言出来ます。

 alt.count.1について、確率を別として現行カウントにおけるトップ(24,480円)をそのまま引き継ぐカウントを踏襲した場合、サイクルⅡ波は完了したとの考えに基づきます。この考えに従えば現在は、サイクルⅢ波①波がスタートしており、それは今後、先々の展開にて27,200円水準、あるいは27,700円水準を試す株価軌跡を許容。

 alt.count.2について、2008年10月6,830円以来のサイクルⅠ波は未だ完了しておらず、現在はⅠ波⑤波が進行中とする考え。なお今後、alt.1であってもalt.2であっても、上げ足が加速するテクニカル的なクリティカルポイントとしては25,550円(14,790円~24,480円の9,690円幅を15,860円に加える)が挙げられます。なおこのカウントにおいて、仮に上昇が示現した際では26,440円~26,450円は、比較的有力に働き得るレジスタンス。 

 さてそれでも・・・現行カウントは受ける印象とは裏腹に、説得力を持たないであろう「大局弱気カウント」という事になります。目先は引き続き上昇が継続するだろうことを許容しながら、より大きな転換点の発見に腐心していく事になろうかと。日足チャートでザックリとしたポイントを指摘すれば今後、10月30日安値22,880円以来の上昇幅に対する61.8%押しを試す際に「何が起こるか?」という事でしょうか。

 なおここにきて出来高が増加傾向を見せている事を筆頭に、数十年ぶりの戻り高値更新など、弱気を駆逐し得る事象が示現している事は承知した上で・・・という事になります。これらが起こるだろう事は、誤解を恐れずに言えば「予測した動き」であると言えます。無論、だから関係ないという事ではなく、少なくとも現時点でこれらを根拠に「考え」を変えないという意味ですね(笑)。

(長浜-株式寅さん)

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