225先物 エリオット波動分析No.1,015&与太話(2023/06/07-20:02)

 今はあまり用いられない言葉なのかも知れませんが・・・どちらつかずの態度を取る者を「コウモリ野郎」と言います。

 その昔、鳥と獣が戦争をしていると・・・それを見ていたコウモリは、鳥が有利な時には「自分は羽があるから、鳥の仲間です」と近づき、獣が有利になると「自分は全身、毛で覆われているから獣の仲間です」と近づきます。そんな事を繰り返しているうちに鳥と獣は和解・・・コウモリはそれまでの振る舞いが災いして、どちらからも相手にされなくなり、闇の洞窟に引きこもる事に(笑)。

 確かにごもっともな話なのですが・・・事、相場の世界ではこの「コウモリ野郎」の振る舞いが意外と「身を守る事」に繋がるかも知れません?もっともそれには売りが有利か、買いが有利か・・・現在の戦況を冷静に見抜く力が必要とはなります。

 しかし実のところ、それ(どちらが有利か)は意外と単純に肌身が敏感に感じていて、それよりはむしろ「鳥の仲間です」とした直後に「獣の仲間です」と・・・肌身が感じている「直観」に素直に従えないのが「人間」の性というもの?

 コウモリ野郎・・・相場の世界の中では、やろうと思ってハイそうですかとはなかなかできない、意外と捨てたもんでもないのかも?。
 もっとも・・・「鳥」を投げて「獣」を踏んで、ヤラレしか残りませんでしたではそれこそ闇の洞窟行きではありますが・・・まぁ、戦況に応じて柔軟に。結局、相場が一番エライといった与太話です、ハイ(笑)。

Outlook・・・仮想v波iv波進行中と考える一方で、更に規模の大きな調整の可能性に注意を払う重大な局面。
注目日・・・6月14日、26日、29日、30日

  4月23日28,240円以来について、それは3月15日26,190円以来の最終v波による上昇と考えます。
 i波v波により描かれるだろうこの上昇は、5月31日30,640円にてそのiv波までの行程を走り終え、従い現在はv波v波による上昇局面に位置していると考えます。

 30,640円以来の仮想v波は通常、i波v波により上昇が描かれると考えます。それは現時点、もはや本日の高値32,710円にて上昇完了を否定し得ない(alt.1)ものの、それでも仮想iii波の61.8%押しである31,770円~760円を守っている現在、眼前の急落は32,570円以来のiv波エクスパンディッドフラットによる「許容される調整」と考えます(既述)。

 31,760円安値現在、目先は31,880円~900円が最初の強いレジスタンス、この上で960円~970円、32,030円、そして32,090円~100円は強くかつ重要なレジスタンス。
 ココを力強く(出来高を伴って)上抜く、あるいは160円~180円をも上抜くとそれは、31,760円にてiv波完了を暗示する最初のサイン。32,350円~360円、あるいは480円~510円水準への引き戻し的な上昇は速やかと考えます。

 その反面で、上記レジスタンスに頭を押さえられ再下落、それが31,770円を割り込むと720円~710円、680円~650円を試すと考えます。なおこの下を挙げれば、440円~430円は強くかつ重要なサポート。一転してカウント変更を含めて見極め優先と考えます、留意を。

 ワタクシ個人的には・・・ココから前提では・・・と書いているうちに戻り高値は31,920円現在、830円ロスにて870円、買えたら買うよに一票(笑)。

(長浜‐株式寅さん)