225先物 エリオット波動分析No.896&小理屈(2023/01/25-20:49)

 225先物は昨年8月17日に29,230円を付けて、8月24日には28,310円とのオーバーラップ示現・・・更に上げるなら「28,310円は割れないだろ!」のカウントが否定されたこの日のレポートでは、「終わった・・・何もかも(力石風)」がサムネのセリフでしたか(笑)。平たく言えば・・・向こう数年、抜けない高値だよの暗示が出た日。

 その下落は10月3日に25,610円までに達しましたが、その直後の10月6日、27,260円とのオーバーラップ示現・・・翌日10月7日のサムネのセリフは「押し目強気&見極め優先」と、それまでの下落中とはスタンスが一転。

 エリオット波動には「1波と4波は重ならない(オーバラップしない)」という数少ない厳格なルールがありますが、このルールはしばしば、それまでのカウントの訂正・見直しを誰よりも早く教えてくれます。上記2つのオーバーラップはその後のスタンスについて、この上ないヒントとなった事になります。

Outlook・・・.x波完了を占う局面と考える。
注目日・・・1月26日、2月7日、10日、13日

 さて今回、1月3日25,570円以来がc波.a波中、そのⅳ波であればそれは仮想ⅰ波ボトムとした27,410円を決して超えないリバウンドステージのはず・・・が、現実は超えて高値は27,450円。従いココではその際に想定していたカウント、11月24日28,500円~1月3日25,570円までを.a波.c波によるフラットと考えて、眼前の上昇は中間波である.x波に変更(現行カウント)。

 だが、しかし・・・この場ではもう一つ・・・エリオット波動における「フラット調整」は完了後、速やかにその始点水準へと引き戻す傾向がガイドラインとして挙げられます。本日の高値27,450円は28,500円~25,570円の61.8%戻し水準に過ぎず、上記のガイドラインに照らせば・・・ココ(27,450円)で終わりには違和感。

 だとすると・・・今後、「リバウンドは27,600円台、あるいは27,800円台までまだ、あるよ」か、逆説的には・・・「ココで終わるなら28,500円~25,570円は5波動による.a波で、現在は.b波完了~.c波初動だよ(alt.2)」が有力と考えます。

 仮に.c波スタートだとすると・・・昨今の押し目買いに賑わった雰囲気は一転、次の「強い注目日」とする2月7日程度?まで、結構なヤツの可能性を知り置く必要ですか。
 なる、ならないは相場が決める事として・・・たまにはエリオット波動を有機的に組み合わせた小理屈話、思い込んだらそれまでよ、思い込まない事が一千両(笑)。

 ★さて現在、未だ27,450円で「お疲れさん!」は勇み足(笑)、27,160円安値現在、目先は240円~250円、280円~290円、310円~320円はそれぞれ反落の可能性を同居するレジスタンス。なお上限アップでは330円~340円、380円~390円も強くかつ重要。

 ★確率を別としてこの上限をも超えるならばシナリオ.2(alt.1)を考慮、その一方でこのまま27,150円を割り込むと、27,030円~27,000円~990円~980円のバンドトライを許容、留意を。

 ワタクシ個人的には・・・ココから前提では27,320円ロスにて290円、売れたら売るよに一票入れて様子を伺いますか(笑)。

(長浜-株式寅さん)