225先物 エリオット波動分析No.44(09/12-16:37)

 今日は土曜日、相場はお休みですが、たまには双眼鏡でも覗いてみますか。もっとも、そうそう景色は変わりませんケド。というわけで以下は与太話です・・・予め、言っておきますが(笑)。

Outlook・・・(a)波は、大局観としてその最終局面に位置していると考える。
注目日・・・
9月15日17日18日

 「バブル崩壊」と言われて30年、失われた10年は20年になり、現在に至っています。1990年代は、金融不安から様々な世の中のレギュレーションが変わりました。経験した事のないような不景気に次ぐ不景気、最も変わったのは全てのモノの価格。その昔、永遠に上がると考えた土地さえも値下がりする始末・・・値上がりする事自体を当たり前と考えていた我々は、デフレという半ば「机上の空論」、「伝説」と考えていた事象に実際に出くわし、その解決方法は未だ見つかっていません。

 それでも実体経済に先行するとされる「株式市場」は2008年10月、6,840円(夕場価格)にて底打ち以降、上昇を継続している事になります。これはこの先、それは・・・結構な「先々」の日本経済の行く先を明示してくれているのかも知れませんね。

 現在の「株高」について、日銀のETF買いを根拠とする事をあげつらう議論をよく耳にしますが・・・解決策・代替案を持たぬ者による、正論を傘にした一方的な批判は、極めて愚かしい事だと感じますね(笑)。もしかしますと・・・解決策が見つからないデフレの脱却に対する、国・中央銀行をもってしての「壮大なる経済実験」という理解が、「もしかしたら」ですが正しいのかも知れません(笑)。そうとでも考えないと、着地点を想定しない飛行を誰がするかという話。今年、個人投資家が10年ぶりに株を買い超し、その金額が1兆円を超えている事は、この実験が目指す答えの「一つ」かも知れんません?(笑)。

 さて・・・需給の話をしておいてナンですが、エリオット波動論ではご存じのように、この類の考慮は全くありません。誰が買うだの、売るだの、偉い人が何を言っただの、言わないだの、業績が良いだの悪いだの、次の総理大臣は誰がなるだの・・・極論をすればその全てに目を瞑り、耳を塞ぎます。これはある意味、非常に乱暴で、他を否定する行為のように映りますが、実はそうではなく、その方が「素直にチャートが見える」というだけの話、他を否定するものでは断じてありません。まぁ・・・あとは使い手の性格でしょうかね(笑)。

 現状はサイクルⅡ波Ⓑ波、その(a)波が進行中と考えられ、大局的にはもはや、その最終局面に差し掛かりつつあると考えます。無論、「そーではないよ」とするカウントは伴いますが、それはそれ、その際の立ち回りを間違わなければ、家は流されないでしょう(笑)。

 上記は3月16日15,860円以来の仮想(a)波ラベリングチャートですが、忘れられないのは5月26日でしょうか。

 ココまでは「1月17日24,110円以来の下落行程における戻り」と、そうカウントしていたかと。無論、この日に至るまで、日々の分析では「戻り水準の余地」を許容しており、15,860円以来について一貫して戻り売りとしていたわけではありませんが(あるわけないか)、何れにしてもカウントで間違いを犯した事になります。

 が、間違いなどすぐに認めてしまえば何でもないわけで、間違えないようにしようと考える事自体がある意味、ないものねだりの子守唄、陳腐な努力とも。間違えた時に損は出ますが、それがのっぴきならない損に繋がるか否かは、その後の各々の行動によります(笑)。前段のお話になりますが、今後、現時点に予見する急落が訪れるか、それとも27,000円になるかは「選択」、間違えた時は速やかに修正すれば良いでしょう。間違えたくない、当てようとする下心に後ろ髪を引かれると、それが損を甚大なモノにするトリガー、決して「間違い」自体が大きな損を招くわけではありませんね(笑)。

 というわけで週末の与太話、日々はそりゃぁ~、200円で買った先物が100円割れられちゃぁ困りまするというお話に終始しますが、それはそれ、これはこれ(笑)。相場はいつも顕微鏡・双眼鏡・望遠鏡、今後もたまにはこんな与太話、許されれば幸いです。

(長浜-株式寅さん)

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