NY-Dow エリオット波動分析No.451(08/13-15:29)

 さてNY-Dow、なんだぁ~かんだぁ~と言ってみても、上げ続けですか・・・これを横綱相撲とでも言うのでしょうかね。前頭のニッポンとしましては・・・羨ましい限りです、ハイ(笑)。
 景気回復ですとか雇用の回復ですとか、アメリカ市場の株高はいちいち解説しなくたって実質、年中無休で上げ続けですから、もはや理由は「どーでもいい事」とも?乱暴ですか(笑)。

 6月26日以来のレポートになりますが、この間の動きは「だいたい、想定した動き」の範囲に収まっています。再考の結果、小勢波のラベリングを少し変更しましたが、大局観に変化はないと出来ます。

 大前提として2020年3月23日$18,213以来は、恐らくは2009年3月安値$6,469以来の最終波、(Ⅴ)波中Ⅴ波、その➄波(5)波であると考えます。もっと言えば1932年7月・・・やめておきますか、これを言って当たった人、いませんから(笑)。

 さて現時点、言える事は「6月18日$33,271以来の仮想ⅴ波を走り終えると、ボチボチ世間が驚く下げが来るかも知れない」という事。ただしⅴ波自体は現在、a波e波により構築されるダイアゴナルトライアングルを描いていると見受けられ、その完了までには今暫く、時間を費やす可能性。

 目先のレジスタンスとして挙げた$35,560は、仮想ⅴ波a波c波。$35,605は仮想b波×1.382=c波、$35,786は仮想ⅳ波×1.382=ⅴ波として導かれる、それぞれ強くかつ重要なレジスタンス。

 なお緑色で示した$35,572について、それは1932年7月$41.22以来のスーパーサイクル(Ⅴ)波、これを構築するサイクルⅠ波Ⅲ波のネット上昇率×2.618=サイクルⅤ波により求められる水準。「上昇率」で求める水準は寸分違わずピッタリというわけには行きませんが、それでも過去の歴史では事実としてⅠ波の上昇率×2.618=Ⅲ波の上昇率の比率関係が確認できます(5月24日No.379を参照)。これを重視すれば、この水準を超えて行くこの先は、大局的には「最終局面」とする指摘は一概に間違いとは言えないと考えます。

 さて、少し話が「大局的」過ぎる話になってしまいました。目先の展開で$35,560を超えると、$35,786を上限としてd波による調整はいつ起きてもおかしくないと言える局面に突入すると考えます。

 その反面で上記上限、$35,786を超えると一時的に上げ足加速の可能性、それは$36,254、あるいは$36,684を目指すと考えます。

 ニッポンはNYの上げに付き合わず、下げには付き合う、これはよく耳にするところですが、225先物の上昇率などに目を向けると、意外と上昇にも付き合ってはいるのですが・・・「日々の動き」がそう言わせますか(笑)。

(長浜-株式寅さん)

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