225先物 エリオット波動分析No.424(07/09-21:43)

 直前の上昇幅に対する78.6%押しをも割り込み、それでも直前の安値を割る事なく反転に転じる・・・結果が出た後に講釈するのは簡単ですが、それをリアルタイムで期待する事はとても難しい事です。エリオットが言うところの「ココをマーケットが上手くしてくれる事を期待する局面」とは、そんなところ。3回に2回はうまくしてくれませんが、ごく稀に上手くしてくれる事があります。

 果たして今回、上手くしてくれたか?(笑)。

Outlook・・・(5)波2波完了~3波スタートと考える。
注目日・・・7月15日16日27日

 6月25日29,120円以来の仮想.c波について、小勢波のラベリングを変更。こちら(ダイアゴナルトライアングル)が、よりフィットすると考えます。

 ★ココまでのテクニカル的な証左について、まずは仮想.a波=仮想.c波の比率関係が確認できる事が挙げられます(価格)。

 ★波形(パターン)としては6月25日29,120円以来について、「.c波ゆえ」のダイアゴナルトライアングルとでき、ここでの示現は自然と考えます。他方、このパターンにしばしば現れるとされるスローアンダー(偽りのブレイク)が確認できる事が挙げられ、これ自体が29,120円以来について、「ダイアゴナルトライアングルであった事」を暗示していると出来ます。

 ★加えて眼前の急騰について、それは3波初動に相応しいとも換言できるものの、それよりはこのパターン(ダイアゴナルトライアングル)の完了後のガイドライン、「始点水準への速やかな引き戻し」とするのが自然でしょう。

 ★他方、「時間」からのアプローチとして、5月13日27,130円~6月15日29,440円の仮想1波に費やした時間(24日間)と、以降の2波に費やした時間(19日間)とに「1:0.786」の比率関係が確認できる事(注目日として既述)が挙げらます。

 上記の「価格・波形(パターン)・時間」の3つの要素からはそれぞれ、調整完了を暗示するサインが点灯していると見受けられ、これらをテクニカル的な証左として、まずは「ココをマーケットがうまくやってくれた」と考えます。

 「目先、27,670円~27,680円を力強く上抜く必要、更にそれは27,700円、そして強いレジスタンス27,730円~750円をも上抜け、27,790円~800円、890円~900円、そして28,040円~060円への到達を「普通」と考えます」は、本日の12:26の「ちょっとブレイク-3」でのコメント。更に「この動きが起こらないならば、それ自体が(4)波継続中の暗示」ともしています。

 実際に27,670円~680円を、出来高を伴ってブレイクアップしたのはこのコメントから約1時間半後の13:50過ぎでした(笑)。その後の動きに説明は要らないと考えますが、相場とはそういうものとしか言いようがないのかも知れませんね。

 ★さて現状、3波ⅰ波を構築中と考えます。ⅰ波ⅴ波により構築されるだろうこの波は現在、ⅲ波に位置していると考えます。

 28,410円高値現在、目先は28,330円~300円が重要なサポートバンド、下限を守る限りにおいて上値トライを担保すると考えます。

 その反面でこのまま28,300円を割り込むと調整機運、28,200~160円、あるいは28,080円~070円を試すと考えます。

 ワタクシ個人的には・・・ココは日和見、28,300円ロスにて310円、買えたら買うよに一票ですか(笑)。

 さて乱高下、ハラハラドキドキの昨日今日でしたが、本当にマーケットがココをうまくしてくれていれば・・・梅雨明け宣言から熱い夏が来るかも知れませんね。さて皆さん!良い週末を!

(長浜-株式寅さん)

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