225先物 エリオット波動分析No.307(03/05-16:37)

 一つの株価経路を想定できないステージほど、辛いものはありませんね。調整ステージの本質がそういう事ではありますが、ココにきて28,570円割れは、今後を占う意味でのちょっとした分水嶺ではありました。小難しいステージ、延長戦ですか。

Outlook・・・(4)波はトリプルスリーを描き、進行中と考える。
注目日・・・3月12日15日17日24日

 チャート内ラベリング「W-X-Y-X-Z」について、これはそれぞれが一つのフォーメーションを表しており、いわゆる「ダブルスリー」や「トリプルスリー」をラベリングする際に使用します(なるべく使用したくないのですが)。

 本日、28,570円を決定的に割り込んだ事で、これまでのカウントである「b波エクスパンディッドフラット」は一旦、後退と考えます。
 だとしたら・・・2月16日30,720円以来のインターミディエイト(4)波はここまで、一連なりのフォーメーションを組み、トリプルスリーにて下落が継続していると考えます。W波(ダブルジグザグ)-X波(中間波)-Y波(フラット)-X波(中間波)-Z波(ダブルスリー?orフラット)」

 3月1日30,010円以来の下落波形について、これ自体が全てが3波動構成の連なりであるトリプルジグザグを描き、3rdフォーメーションであるZ波.a波を28,300円にて完了したと考えます。

 仮にこの考えが正しいのであれば、28,300円以来は.b波がスタートしていると見受けられ、それは28,870円現在、今後の展開では28,510円、あるいは28,440円~28,410円を守る限りにおいて、リバウンドを担保すると考えます(シナリオ.1)。

 その反面で、ここからの下落が上記下限(28,410円)を割り込むのであれば、それは.b波エクスパンディッドフラットを想定、一時的な下落が28,090円~28,080円を試すと考えます。

 28,300円からは比較的大きなリバウンドが生じましたが・・・本来、予見したものとはカウントが異なりますから今後も小難しくなるかもしれませんね。

(長浜‐株式寅さん)

225先物 エリオット波動分析No.307(03/05-16:37)」への2件のフィードバック

  1. ぺぺろんちーの

    情報、有り難うございます。
    大変参考になります。
    「W-X-Y-W-Z」の説明があり素人の自分にも大変分かり易かったです。
    おかげさまで当面の要点はきちんと理解できたつもりです。
    確かに現在の動きを見ても弱み含みな感じで、まだまだ波乱がありそうな雰囲気です。

    • 長浜英信

      「久しぶりに見て、頭がクラっとした」という弁を聞きますと、今回の調整局面のラベリングはこの上なく複雑で・・・申し訳ないです(笑)。

      それでも本日、28,570円を安値に限る事ができれば、そこから衝撃波(5波動構成)で30,000円だろ!という、想定に足る必然を見出す事ができましたが・・・残念ながら安値は28,300円。ココからのリバウンドでは恐らく、安値28,300円からは3波動構成にて29,350円~29,360円どころかも知れませんね。
      またその先は揉み合いとかされたら、堪らんでしょうねー(笑)。

      もう少し優しいヤツをキボーしますが・・・それは相場様次第ですね(笑)。

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