225先物 エリオット波動分析No.150(11/16-21:17)

 エリオット波動は時に本当に面倒臭いもの、先々を予測する行為とは「全てが必然で繋がっている」という前提に立脚しますから、目先の足元だけを都合よく変えてみても、そこで過去からの整合性を無視すると同じ過ちを繰り返し続け、結局、最後は自分で自分を信じられなくなります。その行先は常に、「自分には無理、他に良いものを探そう・・・」という西へ西へのガンダーラ、永遠の聖杯を探す旅が始まります(笑)。

Outlook・・・⓹波(3)波進行中と考える。
注目日・・・11月17日20日25日

 これまでのカウント(Ⅱ波エクスパンディッドフラット)が技術的に破綻を迎えたわけではありませんが、ザラ場チャートを見ればもはや3月安値以降の上昇波形は衝撃波の特徴を帯びつつあることから、大枠のカウントについてサイクルⅠ波プライマリー⑤波進行中」とするのが自然と考えます。

 カウント変更について、ある程度の目先の自由度をもった局面では、直近の解釈に変更を加える事で整合性を保たせる事は容易ですが、今回は「現行カウントに従えば、10月30日22,880円以来は3波動構成で然り」という部分に矛盾が生じた事は、これまでの何処かで重大なカウントをミスを犯している可能性の暗示と受け取ります。

 再考の結果が今回のチャートラベリングですが・・・この上昇の真の始点(安値)について、3月16日安値15,860円ではなく3月23日16,190円に置くのが最も自然と考えます。フェイラー(故障)と呼ばれるこの現象は、本来はもう一度、15,860円を割り込む下落が生じて然りの局面だったものが地相場が強く、結果としてそれに至らなかったという事。これは意外に普通に生じる現象で、珍しい事ではありません。なお今後、それでも安値のラベリング位置についてはややこしい事から、15,860円にしておきます。

 ★さて225先物、夕場、伸びて26,210円まで値を上げているようです。目先は26,240円~26,250円、そして26,310円~26,320円はクリティカルレジスタンスかと。

 ★反面で26,210円高値現時点、26,120円の下をあえて言えば26,100円~26,090円、そして26,060円は強くかつ重要なサポート、ココを守る限りにおいて上値指向を担保かと。

 ワタクシ個人的には26,090円ロスにて買いに一票、今晩夜更かし覚悟なら・・・26,320円ロスにて26,310円、売れたら売るよってのがチャチャっとコースでやってみたい衝動です(笑)。

(長浜-株式寅さん)

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