「ものは、ついで」と申しますから、NasdaqとNY-Dowの両指数について、日足ベースでのエリオット分析、してみますか。
上記は今、最も熱い指数、Nasdaq指数ですが、先日のレポート(No.13)でも指摘したように現在は、(3)波中5波による上昇が進行中と考えます。
★もはやいつ完了してもおかしくない5波は目先、幾つかのサポートを確認しつつも、最初の重要な価格としては11,750p(仮想ⅴ波中ⅴ波の61.8%押し)が挙げられます。この水準を力強く割り込むとそれは、(3)波完了~(4)波スタートを暗示する最初のサイン、要注意。
★なおalt.1(シナリオ.2)であれば、上記水準は再反転を然りとするサポート水準、念頭に。
一方、上記はNY-Dow。昨日のレポートでは3月23日$18,213まで⑤波中(4)波、以降は(5)波の上昇が進行中としました。インターミディエイト(5)波は、一つ下のクラスに相当するマイナークラス1波~5波により構築される事になります。上記カウントに従えば現在は、4月2日$20,735以来の3波最終局面と考えます。6月15日$22,789以来は3波を構築する最終波、ミニュエットⅴ波がダイアゴナルトライアングルを描いている可能性。
無論、このカウントは更なる「目先の上値」を否定するものではありませんが・・・「見かけから受ける印象」とは裏腹に、急落のリスクを内在している事を知り置きます。
★目先の展開では幾つかのテクニカル的なサポートが確認できますが、この中では$28,150が重要な価格。ココを今後で力強く割り込むとそれは、3波完了~4波スタートを暗示する最初のサインと考えます、留意を。
絶好調の両指数ですから、それに(天)に唾を吐こうだなんて意図は皆無ですね。大統領選のある年は株高ですとか、下げる理由が見当たらないですとか、「現在」を形容する理路整然とした理屈と喧嘩しようだなんて愚かな事(笑)。
ただしエリオット波動からは意外と・・・両指数ともに、比較的大きな規模に繋がり得る調整は、遠くない可能性を指摘できると考えます。まっ、水晶玉占いですから、一つ、よしなに(笑)。
(長浜-株式寅さん)