225先物 &NY-Dowエリオット波動分析&与太話No.610(02/23-14:50)

 その昔、自分の家でプラネタリウムというのが欲しくて欲しくて・・・すると血は争えないのか、上の娘が同じ事を言い出していたのを思い出して、誕生日プレゼントにかこつけて買ってしまいました(笑)。家族4人でボケーッと呑気に天井の星空を眺めていると、ついつい「ウクライナでは今・・・」みたいな事を想像してしまします。

 世の中、常に「戦争」と身近に背中合わせである地域がなくなる事はなく・・・特にあの辺りの紛争は第一次世界大戦がダブりますから少しだけ、取り越し苦労になれば良い「心配」がよぎりますね。我々世代から子供達の世代になった際、どんな世の中になっているのか・・・もう、想像がつかなくなりつつありますか。

 「戦争と株」の関係は・・・大局的に「戦争は買い」とするのは容易いですが、それはいつも「後から見れば」とも。その「リアルタイム」に巻き込まれている時はどうにも困ったもので、乱高下。下げれば「リスク回避の動きが強まり・・・」、上げれば「買い戻しが入り・・・」と一言で説明されますが、まぁまぁ、その乱高下が終わって後から見ればね・・・とも(笑)。

 ちなみに我々世代で記憶に強く残っている「戦争と株」は、湾岸戦争という方も少なくないかも知れません。そして・・・アメリカは別として少なくとも日本では結果として別段、「買い」ではなかった戦争。もっとも開戦日(1991年1月17日)は暴騰しましたが・・・。
 前年8月日経225先物30,000円時にクウェートの油田に火をつけてから、同年10月には20,110円まで売られ、閉塞感が蔓延していた22,500円前後、開戦では誰もが更なる暴落をうそぶく中、1,000円近く暴騰した事は強烈な記憶になりました。そこから少しばかり時間を費やし、1991年3月18日に27,940円(現在の水準とダブります)まで戻すわけですが・・・まさかそこから17年間、6,830円まで下げるとは(笑)。

 あっ・・・ちょうどこの後くらいですか(1993年?)、私がエリオット波動論と出会ったのは・・・歳もとるわけです(笑)。

Outlook・・・.c波ⅱ波による調整と考える。
注目日・・・3月1日2日7日9日16日

 日々の動きの中で売買する人、大局観を重視してポジションを取る人、人によって「何が最も重要なのか」は異なりますね。現状は大局的でも読み方複数のため小難しい局面ですが、ひとまずは「目先は、戻りたいんでしょ!」に分がある局面と考えます。

 問題が生じるとすれば・・・確率を別として、戻らず26,020円を割り込んだ際。考え方はalt.1、alt.2ですが、小難しい小理屈を今、横に置けば、恐らくは25,320円~310円、あるいは25,090円~040円程度までは「普通」に試すだろうくらいは知り置きます。

 もっとも・・・現行カウントが正しく、つまりは目先で下げなければ良いわけですから、あくまで「知り置く」にとどめる話。

 さて・・・これで「26,230円~26,920円は衝撃波ではありませんでした(シナリオ.3、.4)」と言われたら、「それは困りまする」ではありますが、現実の中ではそれも「無い」とは言えないわけですから、現行カウントの、その下限ポイントは知っておきます。

 目先の展開では26,590円~570円が強くかつ重要、守りかつ26,800円、そして840円ブレイクでは上げ足加速の可能性(ⅲ波スタート)。

 一方で26,500円ブレイク時、26,420円、そして400円~370円が強くかつ重要。現行カウント踏襲の下限目処は26,370円と、ひとまずはそう考えます。ココを守る限りにおいて、再上昇が27,190円~230円~270円、そして更なる上値水準を試すと考えます。

 それでも26,370円割れは、26,230円ボトムに疑問を投げかけるサイン。再度、マーケットが上手くしてくれる事を望む局面と考えます。26,130円~120円が、26,020円を守る上でのテクニカルサポート。確率を別としてココも割れると・・・一時的なリンダちゃん現象(どーにも止まらない)を許容、意地は張らない事が肝要。

 一般論で言うところの「戦争は買い!」とは、この市場にこそ通用する理屈なのかも知れませんね。とは言え・・・アメリカでもベトナム戦争だけは(1960年?~1973年)低迷しています(Death of equity=株の死)。

 さてそれはそれとして、超長期的観点からでは目先、この市場が最も重大な局面を迎えていると考えます。1月27日以来のNY-Dowレポートですが、少なくとも先日の$35,824への上昇、そして反落といったリズムは予見したものと出来ます。だかしかし・・・ココにきて反落後の安値水準が、想定よりは下にあるというのが現状。

 現時点の考え方は「5波ⅳ波進行中」であり、それが仮にトライアングルを描くのであれば、もはや$33,364を割る事無く$34,304とのオーバラップ(波の重なり)が望ましい局面。それがそうはならず安値トライ時では、それでも$32,566を下限とするのが理想の姿と考えます。平たく言えば・・・$33,364を守りヨコヨコが理想、仮に割っても$32,566水準を守ればヨシという事。

 確率を別として$32,566をブレイクダウンそれが$32,022をも割り込むならば、本当のリンダちゃん現象は、ココから始まるという事にも・・・念のため。

(長浜-株式寅さん)