その昔、怖い先輩がこう言うんです、「コレは売れないだろ、コレは買えないだろってなところにな、1,000株でイイから注文入れてみるんだよ。それが約定しなきゃ、お前の感覚は正しい。でもな、その約定が返ってきてみ?その時、実際に自分で売って(買って)初めて解る事があるんだよ」と(笑)。何の事やら・・・当時の私にはその意味が分かりませんでしたが、恐らく怖い先輩が言いたい事は「違和感を感じろ」という事でしょう。
その実、その「違和感」だけで自分を疑い、実際に行動を変える事はとても難しいですね。それが正しい時もあるし、結果として気のせいであったなんて事もしばしば。でもその先輩は実際、1,000株売れた直後にその板の売り物、全部を買ったりしていました(笑)。「これは売れんだろうというのが売れるという事はさ、思っている以上に強いんだよ。だからまだ上がる」という理論らしいですが、ある意味、最後まで真似は出来ませんでしたが、こういう事を実践して教えてくれた事はこの上なく貴重ですね。
4連休前の7月21日の夕場でしたか・・・急落を想定する局面、それが何故かギャップアップで始まり、27,690円の売り約定が返ってきて強い違和感。それは27,720円で踏みましたが、その後に「ほら、やっぱり」の下落。追って売って取りましたが、それは27,580円を割らずにリバウンド。当然、戻り売りをかましましたが、それがヤラレになった時、本格的に「おかしいな」という違和感。徹夜をする気はありませんでしたので、そこで尻尾クルクルでしたが・・・怖い先輩なら眠気などモノともせずに27,760円から上、買ったかもしれませんね。休み明けのCMEは28,205円・・・違和感、恐るべし。そこからカウントの再考も促されたわけで・・・やはり違和感、恐るべし(笑)。
Outlook・・・alt.countへの移行、7月19日27,060円以来の.b波進行中と考える。
注目日・・・8月4日、6日、11日、16日
さて、カウント変更ではありますが、考え方自体はこれまでと大差ないと考えます。要は「数え方」といヤツで、2月16日30,720円以来の(4)波はW(フラット)、X(中間波)、Y(フラット)、X(中間波)、Z(ダブルジグザグ)で表記されるトリプルスリーを描き、進行中と考えます。
7月19日27,060円以来は.b波と見受けられ、それは今後、フラットを描くか(シナリオ.1)、トライアングルを描くか(シナリオ.2)、あるいは完了したか(シナリオ.3)の「選択」の局面と考えます。
さて現時点、27,440円の「最初の正念場」をうまくしたマーケット、今後は27,350円以来にて5波動を描く「.b波フラット」か、あるいは3波動構成に留まる「.b波トライアングル」かを占う局面と考えます。
それは先々、首尾よく上昇が示現した際、最初の上昇(27,350円~27,790円)を27,440円に加えた27,880円、そして仮想b波の76.4%~78.6%戻しに相当する27,960円~980円が分水嶺と考えます。
★27,750円高値現時点、目先は27,660円、630円、そして610円~600円は強く重要なサポート、下限を守る限りにおいて上値指向を担保すると考えます(エクステンション)。
★その反面で、27,750円を高値に27,600円を割れると調整機運、27,560円~550円、あるいは27,520円~500円を試すと考えます。ただしその下落が示現するならば、ロスを決めた強気が有効と個人的にはそう考えます。
★ワタクシ個人的には・・・書いているうちに27,660円を付けてしまいましたか・・・ではココはヤラレ上等で27,660円ロスにて680円、買えたら買うよに一票(笑)。
(長浜-株式寅さん)