エリオット波動で間違えるとすれば、「4波とするものが、4波でなかった場合、油断大敵、正念場」は昨日のNo.400におけるコメント。図らずともそれが具現化した格好ですが、「29,300円台を買って、持ってました」にさえなっていなければ、上等とも(笑)。
Outlook・・・(5)波中1波完了~2波スタートを優先しながら、(5)波中3波進行中とのカウントを並走、見極め優先の局面。
注目日・・・6月23日、29日、7月1日
エリオットを長い事やっていると、一見、見栄えの良いチャートほどその裏を行く傾向に気が付きます。「トライアングル」などはその典型、途中まで「如何にもトライアングル」ほど、実はトライアングルではないという事・・・何度見てきた事か(笑)。さて今回、これまでの流れから「1波中ⅴ波ダイアゴナルトライアングルでなければ、1波完了~2波スタート」が挙げてきたalt.count。
ただしこのカウントでは、ⅱ波もⅳ波も複雑系のパターンを描いた事になり、交互の法則に矛盾する事になります。そこで、「だとすると・・・」で出てくるカウントがalt.2。ここまで(3)波は大きくエクステンションを起こしてきており、だとすると5月13日27,130円以来の(5)波はより大きな細分化を想定するよりは、既にナイナークラスの波で構築されているとする考えは自然であり、この考えに従いかつ、交互の法則に矛盾しないカウントがalt.2。現在は、5月17日28,350円以来の3波中ⅴ波がダイアゴナルトライアングルを描いており、仮想a波=仮想c波の水準から引き返している事はこのカウントを支持する証左と言えます。
さて現時点、上記の事柄を念頭に置いた上で今後を見極めるのが合理的と考えます。見極めるポイントは、29,440円以来の下落波形。これが5波動構成となるとそれは、現行カウントを支持する色濃い暗示と考えます。その反面で、このまま29,120円を超えると29,440円~28,820円は3波動構成の印象を強める事から、alt.2を念頭に置きます。
人は分らない時ほど、早急に答えを求める欲求が高まりますが・・・そういう時ほど決め撃ちで動くとろくなことにならないのも事実、焦らずヒントを待ちますか(笑)。
★さてココまで書いて高値更新・・・29,080円ですか。目先、29,040円、29,020円、29,000円、そして28,980円は強くかつ重要なサポート。下限を守る限りにおいて、リバウンド継続を担保。なお、29,130円マークでは恐らく、29,170円~210円を試す可能性。
★その反面で29,080円を高値に28,980円ブレイクで調整機運、28,920円~910円、28,890円~870円はそれぞれ強くかつ重要なサポート。alt.2を念頭に入れれば、反発の可能性を同居するポイント、留意を。
★ワタクシ個人的には・・・見極め優先ゆーてるくらいですから、ココは日和見ですが・・・それでも注文を入れるなら29,020円ロスにて29,030円買えたら買うよに一票ですか(笑)
(長浜-株式寅さん)