225先物 エリオット波動分析No.345(04/07-18:22)

 29,540円をも割り込んだ事で、3月24日28,120円以来の上昇パターンはトリプルジグザグの印象を強めた事になります。これは「b波完了の色濃い暗示」と換言でき、2月16日30,720円以来では再び、下降トレンドを鮮明にしていく可能性を優先するのが合理的と考えます。

 さて、問題は今後に予見する(4)波のパターンについて・・・現時点で決め込む事は事実上、困難ですが、想定される道筋は大きく2つ。フラット、あるいはダブルスリー(2つの3波動)が挙げられます。

Outlook・・・b波完了~c波スタートと考える。
注目日・・・4月7日9日13日15日

 昨日の高値30,270円は、30,720円~28,120円の下落幅に対する78.6%戻しを超えており、まずは「描きそうなパターン」としてフラットを想定します。この考えに従えば4月6日30,270円以来のc波は、ⅰ波ⅴ波により下落が描かれると考えます。

 その一方で(4)波は必ずしもフラットを描かねばならないという事はないとも出来ます。2月16日30,720円~3月24日28,120円までの下落は、いわゆる「フラット(3-3-5のリズム)」を描き完了。以降、昨日の高値30,270円はその「始点水準」への引き戻しと理解する事が出来ます。alt.1はここまで波のラベリングについて、「a波b波c波(フラット)~X波(中間波)~a波(現在)」として、(4)波ダブルスリーを想定。4月6日30,270円からは2ndフォーメーション(ジグザグ?)が進行中と考えます。

 今後、上記の2つの分岐点が訪れるとすれば、その水準は別としてチャート内に「分水嶺」としたタイミング。前者はⅲ波、後者はc波最終局面といった分かれ道。

 ザラ場中正直、あのまま一気に29,900円、あるいは29,980円~29,990円トライではないか?そこから急落ではないか?と考えた事を告白した上で、その後の上昇波形が3波動の印象を強めた事で現時点、このラベリングが最も自然と考えます。

 29,520円以来の仮想ⅱ波について、戻り高値29,810円は仮想ⅰ波の38.2%戻し。価格という側面から、「最低限の行程を走り終えた」と出来ます。目先はこの「ⅱ波完了」を占う局面。

 ★目先の展開では29,630円、29,590円~29,580円はそれぞれ強くかつ重要なサポート。仮にⅱ波がフラット、あるいはダブルジグザグ等で継続るならば、反転する可能性を内包するサポート。

 その反面でこのまま29,580円をも割り込むと、それはⅱ波完了を暗示する最初のサイン。まずは29,450円~29,440円、そして29,410円~29400円を試す可能性を念頭。

 ワタクシ個人的には・・・ココからであればワンチャン、29,580円ロスにて29,590円、買えたら買うよに一票ですか(笑)。

(長浜-株式寅さん)

コメントを残す