225先物 エリオット波動分析No.918&与太話(2023/02/19-14:15)

 エリオット波動では顕微鏡(目先の動き)で分析を行って、それがうまく機能する時がこの上なく楽しい時間(笑)。転換点と思わしき価格、加速を呼び込み得る価格、これらを比較的正確に導けている時は「波に乗れている時」であって、それは多くの場合、衝撃波と呼ばれる「トレンドを形成する波」でしばしば出会う至福の時とも言えます。

 その一方で調整波と呼ばれる3波動構成の連なり、平たく言えば調整ステージでは多様なパターンを許容せざるを得ない事から、そうも行かなくなります。仮に転換点と思わしきポイントを当てても、それは「一つの転換」に過ぎず、更に「次の波のイメージ」が多岐に及ぶ事から、たいがいはココで嫌気が差してきます(笑)。

 「難しい・よく分からない」との感触は実に正しいわけですが、だがしかしそれは相場そのものの話であって、エリオット波動が難しいといわけではない・・・意外と単純な事実なのですが、これに気が付く事がないと永遠に「西へ西へのガンダーラ」、月に一度のおもてなし会が愛おしく思えたりしますか。結局のところ、ガンダーラは何処まで西に行ってもないですし、おもてなし会も実は「自分のお金」でもてなされていたりしますから怖いトコロ(笑)。 

Outlook・・・引き続き、v波ⓑ波完了を占う局面と考える。
注目日・・・2月27日、3月3日、6日、7日、10日

 さて・・・2月6日27,820円で「ご苦労さん!」であったなら、どんなに楽か!は個人的な感想ですが(笑)、少なくとも現時点では「そうも行かないかもよ」といったチャートが描かれていると考えます。エリオット波動において顕微鏡で焦点が上手く合わなくなってくる事は、双眼鏡で大枠を見直す必要を促すサインと言えます。

 ★先日の再考の結果、現在についてまずは2つの考え方に大別できると考えます。

 1つは2022年8月17日29,230円以来、インターミディエイト(c)波a波e波により構築されるダイアゴナルトライアングルを描いている」とするカウント。
 この考えに従えば現在は、1月3日25,570円以来のb波.b波がフラットを描き進行中と考えます。1月13日25,670円以来は.b波c波が5波動構成を描き進行中と見受けられ、それはi波v波により構築されると考えます。

 2月6日27,820円はiii波によるトップと考えられ、従い現在はiv波完了~v波スタートを期待しながら、iv波継続中をも念頭に置かざるを得ない局面と考えます。

 ★ちなみにもう一つは、2022年3月8日24,550円以来の仮想(b)波は完了しておらず、より大きなトライアングルを構築中とする考え方(alt.3=シナリオ.2)。ただしこれはこの先々に分水嶺を迎えるポイントを知り置けば良く、「今」はそれほど気に留める必要は乏しいとも言えますか。

 金曜日の夕場・・・最初の27,510円トライ時に「このまま550円買い!まで行っちゃえ!」と考えた事を告白した上で、それは勇み足でしたトコいう事に(笑)。

 ★現行カウントに従えば現在は、直近の安値27,380円にて仮想v波ⓑ波完了を占う局面と考えます。

 ★目先の展開では27,530円~550円は強くかつ重要なレジスタンス、このバンドを力強く(出来高を伴って)上抜く事が理想の姿、それはⓑ波完了を暗示するサインと考えます。

 ★その反面で27,520円戻り高値現在、目先は27,440円~420円~400円まで強くかつ重要なサポート。下限を守る限りヨコヨコ~再上昇を担保も、下限ブレイクは調整継続を暗示する色濃いサイン。
 なおこのケース、27,370円~350円、譲って330円~310円まで調整を完了し得る強いサポート(シナリオ.2=alt.1)と考えます。

 それでもこの下限を割り込むとそれは、2月8日27,820円以来の仮想iv波が継続している事を暗示する色濃いサイン。上げ下げを伴いながらその先々、27,040円~030円を試す下落を許容すると考えます、留意を。

 明日は・・・バコーンと27,550円を抜けるか、あるいはズボッと27,400円を割れちゃうか、この辺りを焦点としてみますか。あっ・・・NY市場がお休みのようですから、夕場は「そして、誰もいなくなった」感が色濃くなりそうですが(笑)。

(長浜-株式寅さん)