エリオット波動において認識される「パターン」は意外に数は少なく、しかしそこには意外に実戦で役に立つガイドラインがあったりします。トレンドの最終局面(5波やc波とラベリングされる波)に示現するとされるダイアゴナルトライアングル(斜行三角形)、これは完了後、その始点水準へと速やかにPullback(引き戻し)を描く事が多いとされます。
直近ではⅲ波中5波、そしてⅳ波中ⓒ波にそれぞれ示現したと見受けられ、27,950円以降の急落、そして本日の急伸を含めて、ダイアゴナルトライアングル完了後のガイドラインに従った動きと見れば、自然な動きと理解できます。
※もっとも最近はダイアゴナルトライアングルとは呼ばずに、「ダイアゴナル」と呼ぶのだとか。ワタクシがエリオット波動と出会った30年前は、そんな事を言う人は世の中に皆無でしたね。そもそもエリオット波動なんて、M氏以外にやっている人がいませんでしたし。勿論、ワタシクもこの方がキッカケです、ハイ(笑)。
しかし最近はネットの社会、なにやら「エリオット波動警察」が横行しているようで、他人様に向かって「それは違う!デタラメだ!」と強弁しながら、パトロールして回っているツワモノもいるようで(笑)。まぁまぁ、お気持ちはお察しますが・・・学者を目指しているわけでなし、ココは一つ、よしなに(笑)。
Outlook・・・ⅲ波中ⅳ波完了~ⅴ波進行中と考える。
注目日・・・7月29日、8月2日、5日、8日、22日
27,400円にてⅳ波完了、ⅴ波による上昇がスタートしていると考えます。なお今後、新高値更新時は26,540円以来のⅲ波最終局面である可能性に留意。28,000円を超えた際の「強気雰囲気」は、努めて横に置く事も大事とも。
★さて、現時点の戻り高値27,830円は仮想ⅳ波の78.6%戻しに相当し、目先は限られた調整(4波?)はいつ生じてもおかしくないと考えます。
★近視眼的には27,750円~740円~710円までは強いサポートバンド、下限を守る限りにおいて上値指向を担保すると考えます。
★反面で27,830円を高値に710円割れは、4波である可能性を念頭。この下、27,700円、670円~660円、そして630円~610円は強くかつ重要なサポート。
確率を別として上記下限割れでは27,570円~560円、510円~490円が強くかつ重要。なおこのケースでは、シナリオ.2(alt.1)を考慮。
★ワタクシ個人的には・・・ココから前提では2,700円ロスにて720円、買えたら買うよに一票入れて様子を見ますか(笑)。
(長浜-株式寅さん)