1990年のバブル崩壊後・・・ある意味で「株価の説明」は、一般で言うところの「理由付け」が難しくなりました。いわゆるそれまでに使用していた「株価指標(PERやPBR)」が事実上、役に立たなくなり、割高だろうと割り安だろうと下げる時は下げ、上げる時は上げると。
もっとも1990年当時、「いいか?、日経平均の平均PERは55倍だからそれ以下は割り安株なんだ。こういう株は買いなんだ、いつか戻ってくる」と教えられたものです。いやはや・・・実話(笑)。
そのうち諦めたのか・・・もはや下げれば「裁定の解消売り」、上げれば「売り飽き気分からの買い戻しが入り・・・」といった具合の説明が繰り返されるようになり、次第に証券会社の内部の者でさえ、日々の上げ下げ・・・と言うよりは下げ下げでしたが(笑)、それに興味が薄れて行きました。
そんな中、「もう、株価の動きなんて、何でもいいじゃないか!」というわけでもなかったのでしょうが、1990年代半ばには「満月・新月」が俄かに流行りましたねー。アストロロジー、占星術というヤツですが、確かに言われてみれば・・・満月高値に新月安値というリズムが結構な期間、綺麗に続いた事もありましたし・・・まぁ、気が付けば逆になっている時もありましたが(笑)、何れも「PERが40倍だから割安、だから買い」よりは説得力に満ちていたものです・・・月だけに(笑)。
そのうち少しマニアックになってきて「水星の逆行期間はボラティリティが上がり、乱高下」というものが吹聴され始めましたが・・・これが本当に不思議ではありますが、経験則上、本当に乱高下を繰り返す事が多いですね(笑)。さて今回、それは5月10日~6月3日までだそうですが・・・初日からこれか~い!といった具合ですか(笑)。
Outlook・・・.b波中b波完了を占う局面と考える。
注目日・・・5月12日、18日、23日、24日、30日
さて、与太話が長くなっちゃいましたが(笑)、仮に現行カウントに従えば、現在は4月26日25,970円以来のe波中.b波がエクスパンディッドフラットという、少々特殊なパターンを描いていると考えます。
★本日の安値25,760円は、最初の「.b波中b波完了」と読めるポイント。今後、.b波中c波はⅰ波~ⅴ波により27,780円~850円を試すだろうというシナリオがメインにはなりますが。既述のように今後、それは見極めながらという事。
★さて目先、26,100円~080円は有力なサポート、仮に割って26,040円~030円、そして25,980円~960円は強くかつ重要。下限を守り限りにおいて、再上昇が26,310円~340円、あるいは380円~390円を試すと考えます(c波中ⅰ波)。
★その反面で26,300円を高値に25,960円を力強く割り込む、あるいは25,870円をも割り込むならば、シナリオ.2(alt.1)を考慮。
★ワタクシ個人的には・・・ココから前提であれば、26,080円ロスにて買いに一票(笑)。
(長浜‐株式寅さん)