振り返れば昨年2月、「押し目」を買って我慢していれば儲かる、そんな相場が終わってもう一年。30,720円以降の下落率は現時点、約20%、約14ヶ月程度の時間(当月数え)が経過してきましたが、この先々は如何に?
過去にも2015年6月に20,950円を付けてから調整、それは翌年6月に14,790円(下落率29.4%)にてボトム、以降、2017年10月の高値更新までに費やした時間は約29ヶ月間。
この他にも2018年10月に24,480円の高値から2020年3月安値15,860円まで調整、この際の下落率は35.2%に及びました。その後、2020年11月に再上昇が高値更新までに費やした時間は約26ヶ月間。
さて現在、上記の調整に比べれば少なくとも現時点、その規模はまだ「小さい」と指摘出来ます。この状況で「これが暗示している事は?」とすれば、話の流れから「今後、更に・・・」との連想を自然なものとしますが、それは「一直線」でそうなるなら話は早いのですが、事実はたいがい、そうでもないときます(笑)。
「いつか30,000円、いつか21,000円」といった類の話は・・・「いつか」はどちらも当たるのでしょうが、意外と日々の中では「余計な先入観」を植え付けるのみとなる事も多く、「知っておく」くらいに止めるのが丁度良いとも言えますか(笑)。
Outlook・・・d波中.b波トライアングル形成中と考えるものの、このカウントは限界が近い。
注目日・・・3月16日、22日、23日、30日、4月1日
3月8日24,550円以来について、(c)波中c波完了~d波スタートを選択します(既述)。通常、.a波~.c波により構築されるこのステージは現在、その.b波がトライアングルを描いていると考えます。
★仮にこのカウントが正しいならば、それは今暫くの「ヨコヨコ」を許容しながら、再上昇が26,070円~080円を試すと考えます(シナリオ.1)。
★その反面でこのカウントは目先、24,890円、譲って24,830円をも割り込むと小さくない疑問が生じると考えます。このケースでは3月1日27,020円以来、連続する5つの波が進行中と考えます。完了後には3波動構成のリバウンド局面を予見するものの、その先に再下落を予見する事から総じて「弱含み」となる3月を念頭。
★「現時点」は上記を見極めるタイミング、ポジションを前提とするトレードは今暫く、息を潜めて様子見。相場からヒントを貰ってからでも、遅くはないとと考えます。
★なお確率を別として今後、このまま24,510円を割り込むならば、1月5日29,370円~1月27日26,020円の下落幅を2月10日27,860円以降の下落幅が超える事を暗示。このケースではalt.3が最もフィットするカウントとなる可能性、これは「1月5日29,370円以来にて(b)波トライアングル完了~(c)波ダイアゴナルトライアングル進行中」であり、以前のカウントに立ち戻るという事ですが、大局観は同じという事になりますね。
(長浜‐株式寅さん)