ナスダック エリオット波動分析No.493(10/01-14:08)

 1929年、第一次大戦後の重化学工業の目覚ましい発展に伴い、資本主義経済が最初の栄光を放った時、「永遠の繁栄」を口にしたのがフーヴァー大統領。そこからでした、世界大恐慌が始まったのは・・・。

 コロナ騒ぎで傷んだ経済も今、その復活の兆しが鮮明になりつつあるアメリカ。バイデン大統領、あまり景気の良い言葉は口にしない方がイイかも(笑)。

 6月20日No.403以来のナスダックのエリオット波動分析となりますが、ここまでの動きについてはほぼほぼ、意外性はないと出来ます。
 一点、当時は3月5日12,397p以来について、5波ダイアゴナルトライアングルとしましたが、現状の上昇波形は「5波動構成」を暗示していると考えます。

 この事を踏まえれば・・・眼前の調整は今後、決して14,211pを割る事のないⅲ波ⅳ波が進行中と考えます。逆説的に言えば、14,211pを割り込むならばそれは、再びダイアゴナルトライアングルシナリオ(alt.1)への回帰を暗示。

 既にいつ完了してもおかしくないⅳ波a波は、目先の展開では14,254p、そして14,317pはクリティカルサポートとして挙げられます。これらを守りかつリバウンド、それは早急に14,840p水準への到達が理想の姿と考えます。

 その反面で今後、14,211pを割れるならばそれはシナリオ.2(alt.1)への移行を暗示。その先の13,919p、あるいは13,568p~13,515pを試す下落を許容すると考えます。が、それはそれで向かうスタンスは強気が有効と、個人的にはそう考えます。

(長浜-株式寅さん)