NY-Dowエリオット波動分析-No.23(09/02-21:47)

 「アメリカン・ドリーム」、「夢のカリフォルニア」、「自由の国」、「憧れの国」とアメリカを揶揄する言葉は数ありますが・・・「世界の警察」くらいから少し、怖いイメージ(笑)。ニッポンに居ますと、遠い東の海の向こうは良いイメージ、それよりも西の「近くて遠い国々」の方に悪いイメージを抱く人々が多いのが「最近のトレンド」ですか。

 でも・・・その実、本当のところはどうなんでしょうねー。ランボーよろしく「怒りのアフガン」からの一連の戦争、大量破壊兵器・・・持ってなかったですよね、ヤラレの国は。シレッと終わっていますが、どーなっているんでしょうね、実際のところ。

 上記は1914年以来のNY-Dowのチャート、エリオット波動からは「スーパーサイクル(Ⅴ)波」による上昇が、脈々と続いているように見受けられます。あの、世界の貿易を3分の1にしたと言われる「世界大恐慌」は1929年9月$381以来の暴落、時の大統領ハーバート・フーバー氏が「永遠の繁栄」を声高らかに宣言する中、それは起こりました。

 その後は2度目の世界大戦を経て、次第に世界の覇権国家への道を進んだ事になりますね。こうして対数チャートでみますと、あの有名なブラックマンデーさえも「ありふれた調整」の一つと出来るでしょう。振り返りますと・・・この暴落(ブラックマンデー)は先進国の中ではニッポンが最も早く高値奪回を実現、当時は「ニッポンの個人投資家、恐るべし」とも・・・今は昔(笑)。

 さて、この暴落後のNY-Dowは止まりません。情報スーパーハイウェイ構想等、記憶の片隅にある言葉でこれまでの成長戦略の一片を思い起こす事はできても、それだけでは・・・。それでも、先日もお話したように「何でも知る男」をもってして「根拠なき熱狂」との警告すら、お構いなしでしたね。

 さて・・・そうこうしているうちに(上記チャートのボトム)、我々の記憶に新しいところで「リーマン・ショック」が起こります。そこからの上昇について、エリオット波動的にはサイクルⅤ波プライマリー⑤波がスタートしました。

 なお、(1)波(5)波により構築されるだろうこの波は現在、その最終波動に相当する(5)波が進行中と考えます。だとすると・・・今年3月23日$18,213以降の上昇をどうリーディングするかが、エリオット波動上では重要なポイントとなります。

 といわけで、今日はこのくらいしてにておきますか。お後は次回の講釈に・・・(笑)。

コメントを残す